「5年後、どんな自分になっていたいですか?」
この質問に、即座に答えられる人は少ないのではないでしょうか。
日々の仕事に追われ、目の前のタスクをこなすことで精一杯。将来のキャリアを考える余裕なんてない。そんな声が聞こえてきそうです。
でも、5年後の自分を作るのは、今日の自分です。
■ キャリア形成は第2象限のど真ん中
資格の勉強、新しいスキルの習得、業界動向のリサーチ、ネットワーキング。これらはすべて「重要だけど緊急ではない」ものです。
今日やらなくても、明日の仕事に支障はない。来月やらなくても、来月の評価には影響しない。だから、永遠に後回しにできてしまう。
気づけば5年が経ち、「何も変わっていない自分」に愕然とする。これが、多くの人が陥るパターンです。
■ 「緊急」に変わる前に動く
キャリアが「緊急」になるのは、たいてい良くない状況です。
会社の業績が悪化して、リストラの噂が流れてきた。自分の仕事がAIに代替されそうだと気づいた。年下の上司がつくことになった。
そうなってから慌ててスキルアップを始めても、すぐには身につきません。普段から準備していた人と、していなかった人の差が、残酷なほど明確になります。
■ 週に3時間を「未来」に使う
私がおすすめするのは、週に3時間を「将来の自分への投資」として確保することです。
月曜日の朝1時間、オンライン講座を受ける。水曜日の夜1時間、業界のニュースや本を読む。土曜日の午前中1時間、新しいツールを触ってみる。
たった3時間ですが、年間で150時間以上になります。これだけの時間を自己投資に使えば、確実に成長できます。
■ 「今の仕事」と「将来の仕事」のバランス
難しいのは、今の仕事も疎かにできないことです。
今の仕事で成果を出しながら、将来のためのスキルも身につける。このバランスを取るには、「今の仕事を効率化する」しかありません。
無駄な会議を減らす。メールの処理を効率化する。「やらなくていいこと」を見つけてやめる。こうして生まれた時間を、未来への投資に回すのです。
■ 小さく始める
「何を学べばいいかわからない」という人もいるでしょう。
それなら、まず「自分の仕事の周辺領域」から始めてみてください。営業なら、マーケティングの基礎を学んでみる。エンジニアなら、プロジェクトマネジメントを学んでみる。
自分の仕事と関連があるので、学んだことがすぐに活かせます。「学んでよかった」という成功体験が、次の学びへのモチベーションになります。
5年後の自分が、今日の自分に感謝する。そんな時間の使い方を、今日から始めてみませんか。