
「やるべきことはわかっているのに、なぜか行動に移せない」「計画を立てても三日坊主で終わってしまう」——そんな悩みを抱えていませんか?
実は、自己管理力の向上には「正しいメモの取り方」が大きく関係しています。ただ情報を書き留めるだけではなく、自分自身をマネジメントするためのメモ術を身につけることで、日々の生産性と充実感は劇的に変わります。
自己管理力とメモの深い関係
自己管理力とは、自分の行動・時間・感情をコントロールする能力のこと。この力を高めるためには、「自分を客観視する」ことが欠かせません。
メモは、その客観視を可能にする最強のツールです。頭の中にあるものを文字にすることで、漠然とした不安や課題が明確になり、具体的な行動計画へと変換できるようになります。
自己管理力を高める5つのメモ術
1. モーニングページ:朝一番に脳を整理する
朝起きてすぐ、頭に浮かんだことを何でも書き出す習慣です。
やり方:
- 起床後すぐに3ページ(またはA4用紙1枚)を目標に書く
- 内容は何でもOK(昨日の振り返り、今日やりたいこと、心配事など)
- 誰にも見せない前提で、正直に書く
効果:
- 頭の中のモヤモヤが解消される
- 本当に大切なことが見えてくる
- 一日をクリアな状態で始められる
2. タスクの「なぜ」を書く:動機付けメモ
やるべきことをリストアップするとき、「なぜそれをやるのか」も一緒に書きましょう。
例:
- ❌ 「英語を勉強する」
- ⭕ 「英語を勉強する → 海外のクライアントと直接コミュニケーションを取り、信頼関係を築くため」
「なぜ」を明確にすることで、タスクへの向き合い方が変わります。面倒に感じていた作業も、目的意識を持つことで主体的に取り組めるようになります。
3. 時間ログ:自分の時間の使い方を可視化
一日の時間をどう使ったかを記録するメモです。
やり方:
- 30分〜1時間ごとに、何をしていたかを簡単にメモ
- 一週間続けて、パターンを分析する
- 「思っていたより時間を使っていること」を発見する
気づきの例:
- SNSに予想以上の時間を費やしていた
- 午前中が最も集中できる時間帯だった
- 会議後の15分が無駄になりがちだった
自分の時間の使い方を知ることが、改善の第一歩です。
4. 感情日記:セルフコントロール力を鍛える
一日の終わりに、その日感じた感情と、その原因を書き出します。
フォーマット例:
日付:12月23日
感情:イライラ(午後3時頃)
原因:急な予定変更で計画が崩れた
対処:深呼吸して、優先順位を見直した
学び:余裕を持ったスケジュールを組む
感情を言語化することで、自分のパターンが見えてきます。「こういう状況でストレスを感じやすい」とわかれば、事前に対策を立てられます。
5. 週次レビュー:振り返りと計画の習慣化
週に一度、以下の3つの質問に答えるメモ時間を設けましょう。
質問:
- 今週うまくいったことは何か? → 成功パターンを認識
- 今週の反省点は何か? → 改善ポイントを特定
- 来週、何を変えるか? → 具体的なアクションを決める
この振り返りを続けることで、PDCAサイクルが自然と回り始めます。
メモを習慣化するコツ
ハードルを下げる
最初から完璧を目指さないこと。「一行だけ書く」「3分だけ」でOKです。小さく始めて、徐々に習慣を育てましょう。
決まった時間に行う
「朝食後」「通勤電車の中」「寝る前」など、既存の習慣に紐づけると続きやすくなります。
手書きとデジタルを使い分ける
- 手書き:思考の整理、アイデア出し
- デジタル:タスク管理、検索が必要な情報
目的に応じて使い分けることで、それぞれの強みを活かせます。
見返す仕組みを作る
書いたメモを見返さなければ、効果は半減します。週に一度、過去のメモを見返す時間を確保しましょう。
自己管理メモで得られる変化
継続的にメモを取ることで、以下のような変化が期待できます:
- 時間の使い方が上手くなる:無駄な時間が減り、本当に大切なことに集中できる
- 感情のコントロールが上手くなる:自分のパターンを理解し、冷静に対処できる
- 目標達成率が上がる:計画と実行のギャップに気づき、修正できる
- 自己理解が深まる:自分の強み・弱みを客観的に把握できる
- ストレスが減る:頭の中の整理がつき、漠然とした不安が軽減する
まとめ
自己管理力は、生まれ持った才能ではありません。正しい方法で訓練すれば、誰でも向上させることができます。
そして、その最も手軽で効果的な方法が「メモを取ること」です。
今日から始められる小さな一歩として、まずは「モーニングページ」か「時間ログ」のどちらかを試してみてください。一週間続けるだけで、自分自身の新しい一面に気づくはずです。
メモは単なる記録ではなく、自分をより良く変えていくための道具。ぜひ活用して、自己管理力を磨いていきましょう。