「今年こそ運動を続ける」「毎日読書する」「早起きする」
年始に立てた目標、今も続いていますか?
統計によると、新年の抱負を1年間続けられる人は約8%。つまり、12人に1人しか成功しない計算です。
でも、これは「習慣化の技術」を知らないまま挑戦した場合の数字。確率的に考えれば、成功率を大幅に上げる方法があります。
なぜ習慣は続かないのか
習慣が続かない最大の理由は「意志の力」に頼りすぎていることです。
意志の力は、筋肉のように疲労します。仕事で疲れた日の夜、「さあジムに行こう」と思っても体が動かない。これは意志が弱いのではなく、意志の力を使い果たしているだけです。
確率的思考では、意志の力に頼らない仕組みを作ることを重視します。
習慣化の成功確率を上げる5つの法則
1. ハードルを極限まで下げる
「毎日1時間運動する」ではなく「毎日5分だけストレッチする」。
成功確率は、ハードルの高さに反比例します。まずは「やらない理由がないレベル」まで下げること。5分のストレッチが習慣になれば、自然と時間は延びていきます。
2. 既存の習慣に紐づける
「朝食を食べたら本を1ページ読む」「歯を磨いたらスクワット10回」
すでに定着している習慣の後に新しい行動を追加すると、成功確率は2倍以上になるという研究があります。脳は「セット」として記憶しやすいからです。
3. 環境を変える
読書したいなら、スマホを別の部屋に置いて、本をソファの横に置いておく。
私たちの行動の40%以上は環境に左右されています。意志の力で環境に逆らうより、環境を味方につける方がはるかに効率的です。
4. 失敗を計算に入れる
「1日サボったら終わり」ではなく「週5日できればOK」と設定する。
完璧を求めると、一度の挫折で全てを投げ出しがちです。最初から「週に2日はサボる」と決めておけば、罪悪感なく続けられます。
5. 記録する
カレンダーに○をつけるだけでも効果があります。
人は「連続記録」を途切れさせたくない心理があります。これを「ドント・ブレイク・ザ・チェーン」効果と呼びます。
習慣化の確率を計算してみる
仮に、各法則を実践することで成功確率が20%ずつ上がるとしましょう。
・基本の成功確率:8% ・5つの法則すべてを実践:8% × (1.2)^5 ≒ 20%
厳密な計算ではありませんが、何も工夫しない場合の2.5倍。5人に1人が成功する確率になります。
さらに、最初の21日間を乗り越えると、習慣として定着する確率は格段に上がります。
小さく始めて、長く続ける
確率的思考の本質は「大きな成功を狙う」ことではありません。「失敗の確率を下げる」ことです。
習慣化も同じ。いきなり理想を追うのではなく、続けられる確率が高い方法を選ぶ。その積み重ねが、結果として大きな変化を生みます。
今日から何か一つ、「これなら絶対できる」というレベルの小さな習慣を始めてみませんか?