眠れない夜が続くと、体も心も疲弊する。

睡眠の質を上げたいなら、眠る前の過ごし方を変えることだ。スマホを見続けるのではなく、体をゆるめる時間をつくる。

夜のストレッチは、1日の緊張をほどき、深い眠りへと導いてくれる。

■ なぜ夜ストレッチが効くのか

日中、私たちの体は緊張状態にある。交感神経が優位になり、筋肉は縮こまる。この状態のまま布団に入っても、すぐには眠れない。

ストレッチをすると、筋肉の緊張がほぐれる。すると副交感神経が優位になり、体は「休息モード」に切り替わる。

また、深い呼吸を伴うストレッチは、心拍数を下げ、血圧を安定させる。これが質の高い睡眠への準備になる。

■ 眠る前の10分ストレッチ

【前半5分:床に座って】

  1. 長座前屈(2分) 足を前に伸ばして座り、ゆっくり上体を前に倒す。太ももの裏と背中が伸びる。無理に手を足先につけなくていい。

  2. 開脚前屈(2分) 足を開いて座り、ゆっくり前に倒れる。内ももが伸びる。左右にも倒してみる。

  3. 片足抱え込み(1分) 仰向けになり、片膝を胸に抱える。お尻と腰が伸びる。左右30秒ずつ。

【後半5分:仰向けで】

  1. ツイスト(2分) 仰向けで両膝を立て、左右にゆっくり倒す。腰と背中がほぐれる。

  2. ガス抜きのポーズ(2分) 両膝を抱えて、体を小さく丸める。腰が伸び、内臓もリラックス。

  3. 屍のポーズ(1分) 全身の力を抜いて仰向けに。目を閉じ、ゆっくり呼吸する。

■ 心がけること

「伸ばす」というより「ゆるめる」意識で。

呼吸は止めない。吐く息と一緒に、体の力を抜く。

痛いところまで伸ばさない。「気持ちいい」と感じる範囲で。

照明は暗めに。できれば間接照明で。

音楽をかけるなら、ゆったりしたもの。

■ 今夜から始める

特別な準備はいらない。今夜、眠る前に試してみてほしい。

10分が長いなら5分でもいい。5分が長いなら3分でもいい。

「眠る前に体をゆるめる」という習慣をつくること。それだけで、睡眠の質は確実に変わる。20260105_123534_de520121.png