「運動する時間がない」

よく聞く言葉だ。仕事に追われ、家事に追われ、気づけば1日が終わっている。ジムに通う時間なんてどこにもない。

でも、通勤時間ならある。

この時間を「運動時間」に変えてみないか。

■ 歩くことは立派な運動

歩行は、人間にとって最も基本的な運動だ。

正しい歩き方を意識するだけで、有酸素運動になる。筋肉を使い、カロリーを消費し、心肺機能を高める。

厚生労働省は1日8,000〜10,000歩を推奨している。通勤で往復30分歩けば、だいたい4,000歩。これだけで目標の半分近くになる。

■ 効果を高める歩き方

ただ歩くのと、意識して歩くのでは効果が違う。

【姿勢】 背筋を伸ばし、顎を引く。目線は正面。肩の力は抜く。

【腕の振り】 肘を軽く曲げ、前後にしっかり振る。腕を振ることで上半身も使える。

【足の運び】 かかとから着地し、つま先で蹴り出す。歩幅は普段より少し広めに。

【スピード】 少し息が弾む程度。隣の人と会話ができるくらい。

■ さらに効果を上げるなら

一駅手前で降りる。これで歩く距離が増える。

階段を使う。エスカレーターやエレベーターを避けるだけで、かなりの運動になる。

大股で歩く。ヒップアップ効果がある。

速歩きを入れる。信号待ちまでは速歩き、というようにメリハリをつける。

■ 続けることで得られるもの

毎日の通勤ウォーキングを1ヶ月続けると、変化が現れる。

まず、疲れにくくなる。歩くことに体が慣れ、筋力がつく。

次に、体重に変化が出始める。毎日の積み重ねは大きい。

そして、メンタルが安定する。歩行には気分を改善する効果がある。通勤のストレスが軽減する。

■ 今日から始める

特別な準備はいらない。

明日の通勤から、少しだけ意識を変えてみる。姿勢を正し、腕を振り、大股で歩く。

電車の中で座らずに立つ。これも立派な運動だ。

通勤時間を「仕方なく過ごす時間」から「自分の体をつくる時間」に変えよう。

毎日の小さな積み重ねが、大きな変化を生む。20260105_123554_04b2fb7e.png