「体が硬いから」と言って、ストレッチを避ける人がいる。
逆だ。体が硬いからこそ、ストレッチが必要なのだ。
■ 柔軟性とは何か
柔軟性とは、関節が動く範囲のこと。筋肉と腱の伸びやすさで決まる。
柔軟性が低いと、関節の可動域が狭くなる。すると、日常の動作に制限が出る。
床に座れない。靴下を履くのがつらい。後ろを振り向けない。
これらは加齢だけのせいではない。日頃のケア不足だ。
■ 柔軟性がもたらすメリット
【1】怪我をしにくくなる 硬い体は、急な動きに対応できない。転んだとき、とっさの動作ができず怪我をする。柔軟性があれば、衝撃を吸収できる。
【2】姿勢が良くなる 硬い筋肉は体を引っ張り、姿勢を歪める。柔軟性が高まると、自然と姿勢が良くなる。
【3】血行が良くなる 筋肉が柔らかくなると、血流が良くなる。冷え性やむくみの改善につながる。
【4】疲れにくくなる 体が硬いと、動くたびに余計なエネルギーを使う。柔らかくなると、動きが効率的になり、疲れにくくなる。
【5】パフォーマンスが上がる スポーツでも仕事でも、体がスムーズに動くことで、より良い結果が出せる。
■ 柔軟性を高める方法
【毎日のストレッチ】 1日10分のストレッチを続ける。特にお風呂上がりが効果的。
【反動をつけない】 ゆっくり伸ばし、じわじわと可動域を広げる。反動をつけると筋肉を痛める。
【痛くなる手前で止める】 「痛気持ちいい」くらいが目安。痛みを感じたら、それ以上は伸ばさない。
【呼吸を止めない】 吐く息と一緒に、少しずつ伸びを深める。
【続ける】 柔軟性は一朝一夕には上がらない。2〜3ヶ月続けて、初めて変化を実感できる。
■ 体が硬い人へ
「自分は体が硬いから無理」と諦めないでほしい。
硬い人ほど、伸びしろがある。少しずつでも確実に柔らかくなる。
今日できなかったストレッチが、1ヶ月後にはできるようになる。その喜びは格別だ。
年齢は関係ない。60代、70代で柔軟性を取り戻す人もいる。
始めるのに遅すぎることはない。
今日から、毎日少しずつ。体を伸ばす習慣を始めよう。