ToDoリストが10項目以上ある日は、だいたい何も終わりません。
これは私の経験則ですが、同じ感覚を持っている人は多いのではないでしょうか。リストが長くなるほど、どこから手をつけていいかわからなくなる。結局、簡単なものから片付けて、重要なタスクは「明日やろう」と先送りしてしまう。
■ 3つに絞る理由
人間の脳は、選択肢が多すぎると機能しなくなります。心理学では「決定疲れ」と呼ばれる現象です。
朝の時点で「今日やるべきこと」が10個あると、その中から何を優先するか決めるだけでエネルギーを消耗します。そして夕方には、判断力が低下して「もういいや」となる。
3つという数字には意味があります。少なすぎず、多すぎない。一つひとつに集中できる限界の数です。
■ 絞り込みの基準
「重要なこと」を3つ選ぶ基準は、シンプルです。
「もし今日これだけしかできないとしたら、何を選ぶか」
こう自問すると、本当に大切なことが見えてきます。メールの返信は大切かもしれないけれど、「これだけ」には入らないはずです。企画書の作成、重要なミーティングの準備、チームメンバーとの1on1。そういった「先送りにしてはいけないこと」が浮かび上がってきます。
■ 残りのタスクはどうする?
「でも、他のタスクも放置できない」という声が聞こえてきそうです。
ここで大切なのは、「3つ」は最優先事項であって、それしかやらないわけではないということ。3つを午前中に終わらせる。そうすれば、午後は余裕を持って他のタスクに取り組めます。
逆に言えば、午前中に最優先の3つが終わらなければ、他のことは後回しにする覚悟が必要です。
■ 今日から始める
明日の朝、出社したら(あるいはリモートワークを始めたら)、最初の5分で「今日の3つ」を決めてください。ポストイットに書いて、モニターに貼る。
そしてその3つを終えるまで、メールは開かない。Slackは見ない。電話も、本当に緊急でなければ折り返す。
最初は不安かもしれません。でも一週間続けてみてください。「毎日何かを成し遂げている」という手応えが、必ず生まれてきます。